Steins;Gate(75)

自分が秋葉原によく通っていたのは2004~08年くらいで、その後もたまに顔を出したりしているが、2010年以降は会社の近くのソフマップでエロゲーを買うようになり、頻度は減った。その会社の近くのソフマップやその他のエロゲーショップも2010年代後半には規…

水族館と幻視

また『白い砂のアクアトープ』をみて、昨日は久しぶりに江の島までドライブして水族館に行ってきた。八景島の水族館でコラボイベントをやっていたらしいのだけど(ついでに今日みた『先輩がうざい後輩の話』でも八景島水族館らしい場所でデートするエピソー…

奈倉有里『夕暮れに夜明けの歌を』

夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く作者:奈倉有里イースト・プレスAmazon ロシア文学研究者の青春の書だ。かなりあけすけな本であり、あけすけに書いてもきれいにまとまるのは著者の人柄なのだろう。僕が昔夢見ていたような生き方――ロシアの大学…

アイドルと視線(アニメ雑感)

最近は家族が家にいないこともあって、アニメ視聴のペースが維持されている。それにしてもアイドルものが増えたと思う。僕が主に観ているプラットフォーム(ニコニコ動画の無料配信)で増えたというだけなのかもしれないが、アイドルものの面白い作品が増え…

アマカノ Second Season (70)

終わるまで8ヶ月くらいかかったか。抜きゲーは基本的に時間がかかるので当然だし、いちいちメモを取りながらやるような作品でもないので仕方ないが、初めの雪静ルートで一番言葉にしたかったことはだいたいしたので、後は性欲の波に合わせて消化していくだけ…

麻枝准『猫狩り族の長』

猫狩り族の長作者:麻枝 准講談社Amazon 作者が本書刊行記念の寄稿で自ら語ったところによれば、今回は小説の書き方みたいなハウツー本を読んで編集者にもガンガン赤を入れてもらっていいものができた、しかも今まで書かなかったことをいろいろとさらけ出した…

流れ

忍じゃりばんばん物語【にんじゃりばんばん×物語シリーズ】(修正版) 今日は週一の買い出しにいったら業務スーパーで「にんじゃりばんばん」が流れていて、久々に化物語のMADを思い出して懐かしくなった。調べてみたら化物語シリーズはまだ続いていた。僕は…

シン・エヴァンゲリオン感想 補補遺

承前。 amboyuyaさんの「バカ映画としてのシン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇と洗脳の終わり」という感想とその続きを興味深く読んだ。これほどクリアにシンエヴァのダメなところ指摘していながら、なぜか最後に庵野監督に謝って作品を全肯定してしまう。確かに…

シン・エヴァンゲリオン感想補遺

承前。 プリンターのインクが切れたので取り換えたり試し刷りしたりクリーニングしたりしているうちに、廃インク云々の表示が出て印刷できなくなってしまい、色々調べた末にアマゾンで1000円のリセットソフトを購入したら5分で直って安堵した。心配していた…

エヴァは終わってない(シン・エヴァンゲリオン感想)

エヴァが終わった。終わったといってもいろいろニュアンスはあるだろうが、もう物語が完結して続きがなくなったという意味では終わった。今日ははじめから終わりを見届けるために映画館に足を運んだわけで、自分の中では終わらせたくなかったし、今でも終わ…

燦々SUN『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん (角川スニーカー文庫)作者:燦々SUN発売日: 2021/02/27メディア: 文庫 いわゆるなろう作家によるなろう小説的な作品ということで、文章の質は低いしロシアネタもところどころ違和感があるけど、女の子をかわい…

上坂すみれさんの声と杏子御津さんの声

初めてエロゲーを買ってしまった時、初めてアトリエかぐやのゲームを買ってしまった時、初めてフィギュアを買ってしまった時、初めて抱き枕カバーを買ってしまった時……。順番に並べるとだんだん下降しているような、あるいは上昇しているような感じがするが…

アマカノ Second Season 雪静

芸術評論は詳しくないのでとんちんかんな思いつきかもしれないが、絵画と彫刻、あるいは二次元と三次元の大きな違いというのは、奥行きや立体感の有無だけでなく、フレームの有無だと思う。一般に彫刻は絵画のようにフレームに守られて安定した視点から鑑賞…

『天気の子』

テレビ放映の録画を見た。せっかくなので何か感想を書いておきたいのだけど難しい。一番難しいのは、ストーリーやキャラクターの好悪というよりは、美術面のディレクションというか詩学のようなものだと思う。新宿を中心とする東京の風景があまりに写実的過…

『神様になった日』

作品としての品質の問題はいろいろあるが置いておいて(ひなとの日々はそんなに楽しくなかったように思われるし、「ひと夏の思い出」って他の言い方ないのかよと思うし、Airの後継だとか鬱ゲーやバッドエンドの美学だとかいろいろ言えるのかもしれないが)、…

滝本竜彦『異世界ナンパ』

異世界ナンパ 〜無職ひきこもりのオレがスキルを駆使して猫人間や深宇宙ドラゴンに声をかけてみました〜(滝本竜彦) - カクヨム 165話の発表から1ヶ月以上経っているが、ライブとかあるので一休み中ということらしい。この直近のオークや闇の女神が出てくる…

ランス9 ヘルマン革命 (65)

30年もの歴史があるシリーズの終盤の一作だけやってみてもひどく偏った感想にしかならないと思うが、せっかくなので一応文章を残しておく。確認してみたら合計7周したらしい。完全な作業感覚で進めていた時間が長ったが、苦痛になってもなかなかやめられない…

初音ミクさんのフィギュア

思い立って久々に秋葉原に行ったら、歩行者天国が復活してて賑やかだった。 先日、マルセルさんにPCの相談をしていた中で話題になった「ランスⅨヘルマン帝国」を買った。近年は中古エロゲーショップがどんどんなくなり、ネット通販を使わないなら、わざわざ…

石川博品『ボクは再生数、ボクは死』

ボクは再生数、ボクは死作者:石川 博品発売日: 2020/10/30メディア: Kindle版 FPSもオンラインゲームもVチューバ―も経験ないのでぼんやりとした印象になってしまうのがもったいないけど楽しかった。僕の知っているものでたとえるなら、『アバタールチューナ…

アイドルの時間

メロディ・リリック・アイドル・マジック (ダッシュエックス文庫)作者:石川 博品発売日: 2016/07/22メディア: 文庫 10月に始まったアニメ「ラブライブ」は絵の水準の高くてそれだけで素晴らしいのだが、いい加減にこれだけ女の子たちが歌を歌うアニメを次々…

歴史の息遣い

青木健『ペルシア帝国』 ペルシア帝国 (講談社現代新書)作者:青木健発売日: 2020/08/19メディア: Kindle版 ペルシャについてきちんとした本を読んだことがなかったので勉強になった。とはいえ、これほどのページを費やした割には有意な情報はあまり多くなか…

クラーク『楽園の泉』

楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)作者:アーサー・C. クラーク発売日: 2006/01/01メディア: 文庫 今年はイリヤの空を読み返すことはなかったが、夏なので攻めて一冊くらいはSFを読んでおこうかなということで、1987年の茶色くなった文庫本を本棚から引っ張り出して…

堕落ロイヤル聖処女 (90)

(神をかわす幸せな物語。新約聖書に触れたことがある人におすすめ。これからプレイする人は以下は読まない方が楽しめます。) ☆BC なんとも残念な安っぽい作品名だが、それがこの作品が示しているものを汚そうとしていることも含めて収まりがついているとい…

声の引力

上坂すみれさんの色っぽい音声作品が出たと知って久々にDLsiteの同人音声をいろいろ見てみた。すると澤田なつさんやかわしまりのさんや杏子御津さんの18禁作品もあると分かり、思わずいくつか買ってしまった。いちいち声優さんの出演作に知っているものがな…

ヘリオガバルス、声優の声

夜のひつじ『堕落ロイヤル聖処女』を読み終えてしまうのが惜しく、内容的に関係がありそうに思えたアントナン・アルトー『ヘリオガバルス、あるいは戴冠せるアナーキスト』を取り寄せて読んでみた。実際にはあまり関係はなさそうで、とはいってもまったく無…

球詠

球詠 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)作者:マウンテンプクイチ発売日: 2016/11/11メディア: コミック アニメを観てはまり、マンガを一気に読んだ。ちょうど8巻が発売されたばかりだった。 最近読んだ順に ハチナイ → ぐいぐいジョー → 球…

ノア・ゴードン『ペルシアの彼方へ』

ペルシアの彼方へ〈上〉―千年医師物語1 (角川文庫)作者:ノア ゴードン発売日: 2001/06/22メディア: 文庫 以前にイラン旅行を思い立った時に事前に想像力をかき立てるために読もうと思ったけど当時は下巻しか見つからず、結局読まないまま行ってしまい、最近…

樺薫『ぐいぐいジョーはもういない』など

ゴールデンウイークに読もうと思い立った本にようやく手をつけられた。まずはハチナイ小説『北風に揺れる向日葵』と『潮騒の導く航路』(asin:4047351075 / asin:4047356700)。ゲームではあまり描かれていないエレナと潮見が何を考え、何を背負っているどん…

Musicus! 続き3

・仕事始めの憂鬱な朝になってやっと気づいたが、「今はつらくても、もう少し頑張れば芽が出る。うまく回るようになればもっと楽になって、いいものも作れるはず」という状態、これ僕の仕事のことでもあるんだよなあ。音楽とは比べるべくもないけど、僕の仕…

Musicus! 続き2

また少し続き。今日で連休も終わりだ。 一人になるとたくさん寝てしまう。昨日は『電気サーカス』を読み返して(半分くらい読んだ)12時間以上寝た。昼夜逆転の年末年始だった。対馬とミズヤグチが混ざったような人が出てくる夢を見た気がする。あと、Musicu…