レーニンはキノコだった

 http://video.google.com/videoplay?docid=7226393389337245716 (字幕なしのロシア語)(Via: volkorn
 1991年制作(ソ連崩壊前だろうか)のアンダーグラウンドな番組『静かなるポップ・メカニカ。ショーロホフとクリョーヒンがキノコを語る』。社会運動家にして映画俳優のクリョーヒンが長年の研究から作り上げた理論。以下、概説。
 カスタネダの著作やナヴォホ族の実践などから周知の通り、キノコは人間の生活に深い影響を及ぼすものである。有名なレーニンの写真をよく見ると、机の上にはいつもUFOのような奇妙な置物があることに気がつく。プレハーノフにあてた手紙から推測するに(「昨日はキノコをたくさん食べてとても晴れ晴れした気持ちになりました」)、これはロシアではよく生えているキノコ・ムハモール(テングタケ。「ハエ殺し」の意味)を常用していたものと見られる。記号学者トポロフはキノコを森のファロスとして分析しているが、より重要なことは、キノコの人格は人間の人格よりも強力なものであるということであり、そのためキノコを常食する人間はキノコになってしまうということである。また、キノコは電波を発する植物である。したがって、レーニンは実はキノコとなり、電波となったのであった。このことは有名な戦車に乗るレーニンの写真とキノコが酷似していることからも分かる。レーニンをさかさまに読んだニネールとはフランスのキノコ料理の名前であり、また、レーニンが賞賛したピアノ曲「情熱」の作者であるベートーヴェンとは、「キノコの精霊」を意味するドイツ語である。アクサーコフやハルムスの著作にもレーニンとキノコの関係を示唆する箇所がいくつもあるし、レーニンが認めた作家ゴーリキー(「苦い」を意味する)の通り、キノコの笠は苦いものである。また、レーニンに親しくされていた少年サーシカは実は大変キノコに詳しかった。コーランは土曜日にはキノコを食すことを許可しているが、レーニンは土曜奉仕というボランティア活動を推進した。また、レーニンの伝記映画で彼がロシアに落ちた隕石の話をするシーンがある。当時隕石はメキシコとシベリア落ちたとされているが、実は小さな欠片がモスクワにも落ちていた。レーニンは宇宙から来た隕石に強い関心を持っており、モスクワに地下鉄を作ったのも隕石を探すためだった・・・(次回に続く)。
 どれくらい続いたのかは知らないです・・・。二人の間には意味ありげなパステルナークの写真。