前から買おうかと思っていたKOKIAのCDを、これまた買おうかと思っていた奇跡の海のついでに買ったのが届いた。
- アーティスト: KOKIA
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2008/02/20
- メディア: CD
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- アーティスト: KOKIA
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
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ロードス島戦記 ― 英雄騎士伝 ― オープニング・テーマ 奇跡の海
- アーティスト: 坂本真綾,菅野よう子,岩里祐穂,カラオケ
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1998/04/22
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GWAVE SuperFeature's vol.8 Class words 初回限定版
- アーティスト: WHITE-LIPS,井上喜久子
- 出版社/メーカー: イマ・エンターテインメント
- 発売日: 2008/03/28
- メディア: CD-ROM
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これで最近マンネリ化していた通勤中の音楽をまた聴けるようになるかと思っていたけど、なかなかそうもいかないらしい。KOKIAは歌はうまいけど、ハイレベルで一生懸命歌いすぎるので、通勤中に聴くには面倒なのだ。Meたんのフラッシュで好きになった「ありがとう」もアレンジ版ではがんばりすぎていて聴くのが疲れる。奇跡の海は歌詞は外向的だし、曲もテンションは高いけど癒し系なのでとりあえず聴ける。結局、新しく補充したので一番聴きやすいのはひまわりの自作サントラということになりそうだ。僕の今の生活にはJ-POPとか聴ける余地はないらしい。
昨日はニコニコでセイレムの魔女たちのプレイ動画を見ていて終わってしまった。ESの感想ではちょっと辛口な書き方をしてしまったけど、なんだかんだいってこの作品はテンポがいいせいか、読んでいて心地よく楽しめる。とんがったところがあるわけではないけど、自然に物語に引き込まれていってしまう。声も音楽も絵も登場人物たちの性格もいい。再プレイをする「価値」のあるゲームは最果てのイマくらいかなあなんて思っていたけど、実際に再プレイしたのはあまりない。そんな中でも、セイレムの魔女たちは、ふと好きなアニメを見直すみたいな感覚で再プレイして逃避したくなる。ニコニコのプレイ動画は削除されたようなので、時間さえあれば実際にやってしまいそうだ。
FDについて月森さんがいいエントリを書いているが、エロゲーを筆頭とする創作物のアフターケアというのは個人的にもう少し何とかしたい問題。FDでおそらく唯一成功しているのはダカーポシリーズなのだろうけど、残念ながら僕はファンではないので分からない。疲れずに楽に入り込め、しかも飽きないものでなければならないということで、僕の場合は結局はサントラを聴くことがこの種のアフターケアになっている。貴重な休日があっという間に終わってしまうということを除けば、ニコニコでまったりしたコメントを見ながら再プレイ感覚で見るのもいいだろう。
音楽が時間芸術だというときに含意されることはいろいろあるのだろうけど、一つにはそれが一方向に流れる不可逆のものであり、今ここでそれを聴く自分に対して、後戻りできない形で「必死に」現前してくるということがあるだろう。選択肢があったりバックログがあったりするとはいえ、エロゲーも基本的には同じである。途中でセーブをして中断したりしたって、再開すればそれはテンポよく進む物語であり、その直線的な進行の中で、ヒロインたちは「必死に」現前してくる。ゲームを起動するたびに僕は物語に入り込み、彼女たちの運命に立ち会う。それが単なる抽象された文字情報ではなく「現前する」ことを音楽や声や絵が教えてくれる。特に立ち絵はすごい。エロゲーの偉大な発明だと思う。メグやエミリーの否応なく可愛い存在が物語と互いを支えあう。物語は直線的であっても、僕たちは現実の中でいくつもの足場を持つ存在であって、その都度物語に出入りする。FDや再プレイやBGMを聴くことというのは、この出入りの仕方や深度の問題なのだろうと思う。主題歌よりもBGMの方が聴きやすいことが多いのもその辺と関係あると思う。なんかぜんぜん議論が深まらない終わり方になってしまったが。要するに、経済的な部分を除くと、製作者様は、作品の完成度を高めたければ、昔のようにゲームディスクをCD-DAにしたり吸い出しやすいようにしたりしてくださいということ。ああ、次は音楽が飽きないゲームをやりたいな。いい音楽でも飽きたらまずい。もう少し音楽を知っていれば楽なのだろうけど、選び方さえよく分からないのが現状。それとも面倒なことをしないで久々にクラシックでも探してみようか。サティやバッハのピアノはけっこう聴きやすいし、こういうのがもっと見つかれば通勤が楽になりそうだ(最近慢性的な微鬱でやばい)。