2008-01-01から1年間の記事一覧

вариации

ima

直前までぐだぐだしていたけど、眠ってすっきりしたせいか、今年もコミケに行ってしまった。今年は東方にはまった年でもあったのでCDを買いたかったけど、東方音楽は主に2日目らしい。帰りに秋葉原によって足を棒にして何枚も買ってきた。ということもあり…

Fate/stay night (75)

よかった。自分みたいなやつでも、やった甲斐あった。 (セイバー編:http://d.hatena.ne.jp/daktil/20081214) (凛編:http://d.hatena.ne.jp/daktil/20081217) 〜桜編〜 おそらく大方の人たちの感想と同じで、このシナリオはあまりとんがったところがな…

Fate/stay night 〜凛編〜

というか士郎編か。後半になればなるほどテーマ性が強くなるというか、ライターの書きたいことがかなりはっきりとしてきて、思索や主義主張のパートとチャンバラのパートが分かれてくるという、見方によってはプロレタリア文学のようなスケルトンボディなシ…

Fate/stay night 〜セイバー編〜

*中二病云々はいまさら言うことでもないので極力書かないようにしたい(自戒)。 セイバーシナリオ終了。 先にアニメ版を見てしまっていたことが災いしていろいろと物足りないところが目に付いてはしまったけれど、とてもよい話だった。いや、よいのはスト…

聖と俗

久しぶりにやる気を出してエロゲーを買ってきた。去年の年末は確か最終実験くじらで夢心地、年初は朝からずっしりミルクポットで喜んでいた。特に後者はとんだ掘り出し物だった。今年の年末・年初は一部で地味に評価がいいらしい『何処へ行くの、あの日』と、…

西尾維新『不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界』

不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)作者: 西尾維新,TAGRO出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/12/05メディア: 新書購入: 4人 クリック: 123回この商品を含むブログ (135件) を見る うまい。惚れ惚れするような無意味な構造美。…

恩田陸『夜のピクニック』

夜のピクニック (新潮文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 150回この商品を含むブログ (644件) を見る 亮子だってがんばって青春してるんだ。それをきれいな青春ばかり書きやがって。 とまあそれ…

休日に書くには申し訳ないこと

憂鬱な記事(会社を辞めたい……そう感じる人が多い業種)で電気・ガス・水道系の人たちが相対的に満足度が高いことに関して、最近アニメで話がデリケートなほうに進んできたクラナドをなんとなく思い出した。廃品回収をやる智代アフターでもそうだけど、現場で…

恩田陸『麦の海に沈む果実』

麦の海に沈む果実 (講談社文庫)作者: 恩田陸,笠井潔出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/01/16メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 180回この商品を含むブログ (231件) を見る 『麦の海に沈む果実』とは、消失した果実が必然的に残したところの、一種の残響…

竹西寛子『式子内親王・永福門院』

式子内親王・永福門院 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)作者: 竹西寛子,雨宮雅子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1993/11/02メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (10件) を見る 中世の女流詩人について熱く語っているみたいだったので、な…

プリマ☆ステラ雑感

土日はプリマ☆ステラを進めては寝て回復、進めては寝て回復という救いようのない怠惰な過ごし方をしてしまい、巴ルートと美雪先生ルートを何とか終わらせた頃にはすっかり搾り取られて、干乾びていた。この作品のヒロインたちはそれぞれ個性はあるけど、その…

雑記

ゼロアカのイベントは僕も何か応援できるかと思っていたけど、結局も今日も出かけずに引きこもっていた。みんなそれなりに面白そうなことをやっておられるけど、個人的に関心の対象がストライクという人がいなくて。エロゲー批評をやってくれる人も僕とは論…

涼元悠一『planetarian』

Planetarian (VA文庫)作者: 涼元悠一,駒都えーじ出版社/メーカー: ビジュアルアーツ発売日: 2009/10/31メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 35回この商品を含むブログ (34件) を見る これを読んでからゲームを再読して、ポロポロと泣いてしまった。 前回は『…

誤配

今日の朝日新聞に亀山訳『罪と罰』の大きな広告が載っていた。内容が暗くて悲壮すぎてなんだかシュールな気がするのもアレだけど、寄せられたコメントの熱心な賞賛口調がまた大仰で、世の中手におえないことばかりなので大作家も亀山先生もずいぶんといろん…

最果てのイマ、2回目終了

ima

沙也加に続いて笛子と葉子のシナリオも終了、戦争編も終了。沙耶加は究極過ぎてすぐに二人だけの世界になってしまうけど、笛子は和気あいあいとおしゃべりできる友達的な場所なのにいつのまにかエッチなことに、という・・・これはこれで実はおいしい。葉子…

霞外籠逗留記 (60) Иллюзия эрогеймова сказа

日本文学史はあまり知らないので適当だけど、講談調のエロゲ−、でいいのかな?冒頭で日夏耿之介からエピグラフがとられていたので、お、と思ったけど、本文のほうは別のジャンルだった。本文は作中でも触れられていたあのドグラマグラとか京極夏彦とかの冗漫…

To Heart 2 Another days (60)

ルート別にクリアした順に一言ずつ。 ・はるみ。前半の狂ったテンションが後半に失速しすぎたのが残念。「ダーリン」という呼びかけはまったく日常的なリアリティのない、古臭いマンガ的な言葉で、本来は好みに合わないノイズのはずなのに、メイドロボというリ…

新陳代謝

やりたいことがやれない中でやっとできた時間を東方のような空虚な手慰みで潰してしまったのがやはりまずかったのか、先々週と先週はかなり鬱気味だった。ニコニコで東方関係の動画ばかり見ていて久々にやりたくなってしまい、休みを徹夜で東方に使い、つい…

戯言

やるべきことをやっていない。適切な生き方をしていない。というあいまいな不安がある。抽象的というにはあまりに心当たりがありすぎるけど。仕事の不安が生活の不安に持ち込まれ、生活が荒れ、それがまた逆流するという嫌な感じ。なかなか成長できないな。…

リハビリ

久々になんか書こうと、最近あった事を思い出しながら。 海外出張はやっぱ困った。仕事だといろいろ隠さなきゃいけないことがあったり、ままならないことがあったりして、やらなければいけないことの2/3くらいしかできなかった。仕事のやり方もよくわからな…

Swan song (80)

今年もお盆は海外出張に飛ばされてなくなりそう。週末にクーラー利かせた部屋に閉じこもって一気にやり体がガタガタになってしまったが、それでもそんな時間を何とか見つけることができてよかった。 読書(プレイ)体験としては、高校生のころ読み漁っていた…

唐辺葉介『PSYCHE』

PSYCHE (プシュケ) (スクウェア・エニックス・ノベルズ)作者: 唐辺葉介,冬目景出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発売日: 2008/07/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 29人 クリック: 950回この商品を含むブログ (85件) を見る 瀬戸口廉也が書い…

田中ロミオ『AURA〜魔竜院光牙最後の闘い〜』

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)作者: 田中ロミオ,mebae出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/07/19メディア: 文庫購入: 43人 クリック: 1,636回この商品を含むブログ (396件) を見る 面白かった。途中で止まれず、見事に睡眠時間を削られてしまっ…

2008年上半期ライトノベルサイト杯に投票します

秋山瑞人『DRAGONBUSTER 01』 (感想) 【08上期ラノベ投票/新規/9784048670272】 元長柾木『萩浦嬢瑠璃は敗北しない』 (感想) 【08上期ラノベ投票/既存/9784048738255】 中村九郎『樹海人魚 2』 (感想) 【08上期ラノベ投票/既存/9784094510577】 田中ロ…

西尾維新『傷物語』

傷物語 (講談社BOX)作者: 西尾維新,VOFAN出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/05/08メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 44人 クリック: 699回この商品を含むブログ (360件) を見る 期待していたよりも軽めの話で、西尾維新らしくないといえばらしくない…

西尾維新『きみとぼくが壊した世界』

前二作に比べると軽くて明るくて、まさにライトなノベルといった感じ。今回起こる事件が二人のアイデンティティを揺るがしたりすることはない、という意味では世界は壊されていない。小説として小粒な印象なのは仕方ないが、「ミステリーは文学ではなく美学な…

Kiss x 200 (60)

勢いだけで突っ走っているので余韻がなく、もったいない。これ以上のものを求めても仕方ないのかもしれないけど。以下、断片的に面白かったところを思い出してみる。 さわやか少女である京子ルートを選んだ直後、道端で唐突に散歩中の京子が現れ、主人公が勃…

さかしき人にみるこころ (75)

(大体終わったのでちょっと加筆。そういえば、一言書いておいたほうがいいかもしれない。この作品はR.U.R.U.R同様要求スペックが結構高く、外付けHDでやっていたらフリーズするので強制終了というのを何度か繰り返していたら、ノートパソコンが壊れて再イン…

そなたたち・・・

ぜんぜん売上ができなくて会社でもそろそろ居心地が悪くなってきたような。それはともかく、出張で民俗学の地・遠野を走る機会があったけど、曇り空で不穏な空気が感じられた以外はどうということもない田舎だった。それでいいのだろう。東北の駅前繁華街の…

あずさ

ima

あずさルートの2周目が終わった。カテゴリー2になると「戦後」のエピソードらしきものがいくつも入っているらしい。よく分からないが。デートに誘おうとするあたりの話は戦前だけど、その次のエッチシーンは戦後とも取れるような気がする。そう見たほうが…