diary

米原万里『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)作者: 米原万里出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2004/06/25メディア: 文庫購入: 27人 クリック: 141回この商品を含むブログ (188件) を見る いまさらながら初めてきちんと読んだ米原万里の本。昔、『オリガ・…

澁澤龍彦『ねむり姫』

ねむり姫―澁澤龍彦コレクション 河出文庫作者: 澁澤龍彦出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1998/04/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 24回この商品を含むブログ (30件) を見る 先日、今更ながら積読していた『異端の肖像』を読んで、ブックオフで買…

マイクル・コーニイ『ハローサマー、グッドバイ』『パラークシの記憶』

ブックオフで何かの小説を探していて偶然手に取って買った。訳者解説が熱が入っていたからかもしれないし(SFの解説はそういうのが多い)、表紙のイラストがよかったからかもしれない。特に『ハローサマー、グッドバイ』の方はヒロインのブラウンアイズが可…

薬屋のひとりごと

田中ロミオのシミルボンで紹介されていたのがきっかけで、「薬屋のひとりごと」お盆の前から読み続けてようやく最新話まで来た。長編のなろう小説を読むのは「幻想再帰のアリュージョニスト」(途中で読み止し、いつか再開したい)以来だ。 「後宮楽園球場」…

エヴァとハチナイ

エヴァQ エヴァンゲリオン新劇場版Q(2012年)を観た。 あまり評判は良くなかった気がしていたが、観てみたら結構よくて、中だるみも感じず最後まで見入ってしまった。エヴァの世界で何か新しいことをやろうとしても、たとえそれが公式のものであったとして…

古いこと

エヴァ エヴァンゲリオンがネットフリックスで配信開始というニュースとともに、ロシアの古参オタクたちがエヴァの思い出を語るエントリが流れてきた: https://otaku.ru/all/evangelion-in-memories/ エヴァのロシアで最古のファンサイトとやらも: http://…

欲張りなモニタと控えめな演出

年末に秋葉原に行ってPCを買い替えて、10年くらい使った小さなノートPC(15.6インチ)からバカでかいモニタ(23インチ)のデスクトップPCになってゲームを堪能する環境が整った。家で仕事をするときはブラウザのタブを50個くらい一気に開いたりすると言った…

ブログだけどダイアリー

はてなダイアリーからはてなブログに移動したので、とりあえず何か書いておこう。たまには日記らしい日記でも。 今日は久々に親に顔を見せ、外食をしてきた。あまり話し込むことはできなかったが、初めてロシア料理を食べさせてウォッカで乾杯することはでき…

ボンジュール鈴木

THE BEST OF BONJOUR SUZUKIアーティスト: ボンジュール鈴木出版社/メーカー: 2.5D PRODUCTION発売日: 2017/08/04メディア: MP3 ダウンロードこの商品を含むブログ (1件) を見る たまらず「やがて君になる」のOPを買ってしまい、ほどなくこのアルバムにも手…

滝本竜彦『ライト・ノベル』

ライト・ノベル作者: 滝本竜彦出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/11/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る まだ考えがまとまっていないというか、まとめる必要があるのかよく分からないので、書きながらどうするか決めよう。 偉そうな…

石川博品『夜露死苦! 異世界音速騎士団"羅愚奈落" 〜Godspeed You! RAGNAROK the Midknights〜』

夜露死苦! 異世界音速騎士団"羅愚奈落" ?Godspeed You! RAGNAROK the Midknights?作者: 石川博品発売日: 2018/08/09メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 久々に石川博品の傑作を読んだ!ネルリ以来だ!と思ったが、そういえば後宮楽園球場…

昔のアニメ

最近、放送20周年だとかでserial experiments lainの話題をみて、久々に見返してみた。観たのは3回目くらいか。最初に観たのはエロゲーを始める前の頃、エヴァンゲリオンで受けた衝撃というか傷を再び受けたくて安倍吉俊氏関連の作品を漁っていた頃、海賊版…

森薫『乙嫁語り』10巻

乙嫁語り 10巻 (ハルタコミックス)作者: 森薫出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/02/15メディア: コミックこの商品を含むブログ (16件) を見る どのヒロインもそれぞれ魅力的だが、一番引き込まれるのはやはり3巻のタラスの話だ。神がかった構図や視線の…

息抜き

久々にだらだらブログを書いて声を整える余裕ができた。といっても何か書くべき新しいことがあるわけじゃない。思いついたままを適当に。生活や人生には建設的な方向に持っていこうとする力がことあるごとにしつこく顔を出し、復讐してくるので少し気晴らし…

石川博品『先生とそのお布団』

先生とそのお布団 (ガガガ文庫)作者: 石川博品出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/11/17メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る どこまでが事実でどこからが創作なのか厳密に考えてもしかたないので自分にとって自然で都合のよい読み方をするし…

泉鏡花『由縁の女』

泉鏡花集成〈14〉由縁の女 (ちくま文庫)作者: 泉鏡花,種村季弘出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1997/02メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 読み始めたのは何年前だったか。トノイケダイスケの書くのろけシーンのような文章が、トノイケダイ…

総括とそれをすり抜けるもの

ゲンロン4 現代日本の批評III作者: 東浩紀,梅沢和木,浅田彰,山口二郎,津田大介,佐々木敦,市川真人,大澤聡,さやわか,杉田俊介,五野井郁夫,ジョ・ヨンイル,プラープダー・ユン,福冨渉,黒瀬陽平,速水健朗,井出明,ハンス・ベルティング,安天,辻田真佐憲,海猫沢め…

「凪のあすから」の話

最近、偶然なのかもしれないけど「ブルー・フィールド」(蒼き鋼のアルペジオED)とか「a-gain」(蒼の彼方のフォーリズムED)とか、青い色とか空を連想させる歌を買って聴いている(「愛の詩」(学戦都市アスタリスクED)もよい。ついでにナディアのDVDも見返…

石川博品『メロディ・リリック・アイドル・マジック』

メロディ・リリック・アイドル・マジック (ダッシュエックス文庫)作者: 石川博品,POO出版社/メーカー: 集英社発売日: 2016/07/22メディア: 文庫この商品を含むブログ (9件) を見る アイドルについてのガチな小説なので、そのシステムにアレルギーを持つ自分…

クソゲーの文学性

「クソゲー」というのは必ずしも悪い意味ではなく、ある種の美点を持つアニメを「クソアニメ」と呼ぶ程度にはいい意味のつもりだが、うまい言葉が見つからなかったのでひとまず。 「世界と世界の真ん中で」を始めたのだが、何というか、社会主義リアリズム文…

星空めてお『ファイヤーガール』

ファイヤーガール3 青銅の巨人 下巻【書籍】出版社/メーカー: TYPE-MOONBOOKS発売日: 2016/03/18メディア: CD-ROMこの商品を含むブログを見る いつの間にか最終巻が出ていたんですね。感想は2年前に書いたものとそんなに変わらなかったと思う。設定を最後ま…

森薫『乙嫁語り』

乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)作者: 森薫出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/10/15メディア: コミック購入: 59人 クリック: 1,445回この商品を含むブログ (434件) を見る ヒロインの身体を覆い尽くす装飾文様が緻密であればあるほど、それを追う視…

山本弘『アイの物語』

アイの物語 (角川文庫)作者: 山本弘出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2009/03/25メディア: 文庫購入: 25人 クリック: 168回この商品を含むブログ (107件) を見る 山本弘といえばソードワールド短編集の作家という認識。といっても、ソードワールド…

どうにもならなそうなこと

趣味の壁は三次元の壁と同じくらい高い。言葉で伝わること、説明して説得できることのさらに先に趣味の領域がある。 以前に仕事でご一緒させていただいた関係で招待券をもらい、上坂すみれさんのライブに行ってきた。オタクイベントに行くのは2,3年前のかわ…

言葉の上滑り

描かれていることよりも描かれなかったこと(わざと黙っていたことではなく)が気になるときというのは、何か別のものを欲して無いものねだりをしているときであって、読み手としてはだめなときなのだけど、一期一会なのでたまには覚え書きくらいは残しておこ…

石川博品『平家さんと兎の首事件』

平家さんと兎の首事件作者: 石川博品発売日: 2015/12/28メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る コミケは3日目に用事が入ったので、結局2日目に行って石川センセの平家さん小説だけを買ってきた。その後、秋葉原に行って普段の職場近辺では見…

自分だけでは残せない自分だけの記号に

「宇宙のステルヴィア」に続いて「響け!ユーフォニアム」を一気に見た連休だった。自分が渦中にいるときは無我夢中で余裕なんてないし、楽しくて美しい瞬間なんて本当は数えるくらいしかないないのだろうけど、その後に残る痕跡を通して、いつかその日々を…

文学の外側に広がる領域

滝本竜彦のウェブサイト(http://tatsuhikotakimoto.com/)を読んでいた。「光の小説」というスピリチュアルなライト(光)ノベルを連載していて、NHKにようこそも含むこれまでの作品に対する率直なコメントもあったりして面白い(例えばこことか)。一時期は小…

へっぽこエロゲーマー

残響さんの「エロゲーマー諸子百家」シリーズに取り上げていただいて恐縮である。なんだか僕がこうありたいなと思うところをかっこよく拾いあげてもらったみたいで、かなり強そうな人になっていて照れる。僕に二律背反だったり謎だったりする部分があるとす…

ついでに

ついでに書く機会を逃してしまったのを挙げておこう。 田中ロミオ『人類は衰退しました 平常運転』:もう終わったと思っていたので書店で偶然見つけたときには幸運に感謝した。「おふたりさまで、業務活動記録」と「旅の手土産に最適なもの」が特に感慨深かっ…