2009-01-01から1年間の記事一覧
耳刈ネルリと十一人の一年十一組 (ファミ通文庫)作者: 石川博品,うき出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/12/26メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 223回この商品を含むブログ (35件) を見る もし自分が小説を書くことができるなら、こういうもの…
クォンタム・ファミリーズ作者: 東浩紀出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/12/18メディア: 単行本購入: 61人 クリック: 1,937回この商品を含むブログ (198件) を見る うまく読み解くとかできないので、思ったことをとりあえず。 もともとポストモダンとか…
東方シリーズの魅力は暗いバックストーリーによるところがけっこうあり、偶然かもしれないけど、紅魔郷や妖々夢や永夜抄など以前の作品では500年とか1000年とかいう時間設定がよく使われていたが、風神緑や星蓮船では宗教モチーフになってきている。個人的に…
この不景気の中での在職しながらの転職活動は全然余裕がなくていろいろと諦めかけたけど、ありがたいことに何とか新天地の目途がたち、少し心が軽くなったところで風邪も治ってきて、久々にゆっくりひきこもれる二連休なのでヴァルーシアを進めてみる。第5章…
曲矢さんのエア彼氏 2 (ガガガ文庫)作者: 中村九郎,うき出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/11/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (19件) を見る 半可通がバレるので適当に引用しつつ。バフチンのポリフォニー論はウィキペデ…
ヴァルーシアのサポーターサイトを名乗りながら発売前にそれっぽい記事を書けなくて残念。自分なりに当時の中東・北アフリカのイメージに関して何か書いてみようと思っていたけど、結局ベールイの回想録三部作のアフリカ編の前まで読み進めたところまでしか…
(ネタバレありです) 「無限に増殖する現在」に押し潰されそうになりながらも我慢強く生きようとする人たちを包む、滅ぶべき都市の悪夢と安らぎが入り混じったような空気が印象的だった。その中で手を差し伸べ続けた主人公の姿に勇気づけられる。ヒロインとエ…
レヴィ=ストロースがなくなったとのこと、自分とは関係ないけど残念だ。まだ読み終えていない本がたくさんある。エキゾチズムと長く親しんできたフランス人だからこそ生み出せた学問なのだろうなという気がする。 白光のヴァルーシアのサポーターサイトに登…
シンシアシナリオを終えた後で最後のフィーナシナリオが始まるというのはあまりにむごいような気がするので、先にシンシアの感想だけ吐き出しておく。二人の生きる時間の落差を描いて余韻を増幅させるというSF定番のモチーフに今回も懲りずにやられてしま…
無印から追加になった翠とエステルのルートのみの感想。 翠。実は特に書くことはない。申し訳ないけど。二人の進路が別れてしまうのがなんだか寂しく思える。 エステル。大局的に見ると、世俗的な感覚を持ち、同じくネイティヴとのハーフである牧師が、赴任…
ぬるい萌えゲーばかりが目につく昨今の状況の悪の権化のようなものと密かに目の敵にしていていたこの作品だったが、なんだかんだいってちょっと気になっていたのも事実で、先日安く売っていたのを見て軽い気持ちで買ってきてやってみて、案の定楽しんでプレ…
・・・といっても中村九郎の話ではない。 697 名前: 名無したちの午後 [sage] 投稿日: 2009/09/28(月) 14:02:56 id:T7k73f100 Getchu.comの検索機能を使って名前を探せたのでその方法を。 サイト右上のキーワード欄に「ひらがな」で自分の名前を入力し、検…
2日連続で秋葉原に行ってしまったが、その甲斐があってしまったようだ。信頼と実績で買わざるをえなかったLove x Evolutionの、エロゲー用PCでの動作があまりに重くてどうにもならなかったので、ついにもう一台(ノート三台目)を買った。CPU2ギガ、メモリ3…
Angel Bulletをやり始めて、ライアーソフトの桜井光というライターは信頼できると改めて感じた。シャルノスは舞台設定等が個人的にツボ過ぎて贔屓目に見たかもしれないと思っていたが、なじみの薄い西部物でも十分物語の魅力を伝える作品のようだという感触。1…
エロゲーのフルボイス化の浸透、声優によるシチュエーションCDの流行、サトウユキの過剰な演技など、エロゲーの音声部門のフロンティアは近年着実に開拓されていっている。エロゲーヒロインに本名で読んでもらえるという長年の夢がかなったとき、僕はもっと喜…
やまき『Itsuki & Imi Organic Chemistry』:神樹の館の双子姉妹が大学の化学の授業にもぐる話。二人のマイペースな掛け合いがよい。短いけど久々に神樹の話を読めて感謝。 キラキラリップサービス『ナースのえほん』:さっぽろさんの個室病室とかMとか。井…
制覇するフィロソフィア (スーパーダッシュ文庫)作者: 定金伸治,エナミカツミ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/05/25メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (58件) を見る 男塾に代表されるような少年マンガの文法で組み立てられ…
いつ空もアネモイも、それぞれに特徴はあるのだろうけど、朱門優の作品を読んだあとにはいつも同じような余韻があるのはどういうことなのか考えてみたけど、けっきょくよく分からない。誰かもっとセンスのある人にうまく説明して欲しいが、なんとなく思いつ…
漆黒のシャルノスの絵師AKIRAさん(http://akira.pos.to/)の同人誌『しつこくのおさるのす』は今回のコミケの一番の目的だったのだが、これがやはり素晴らしい。シリーズの前作とかをプレイしていないこともあるせいか、所々よく分からない展開とか唐突に思…
よい作品名と設定を持ちながらも全体的に垢抜けなさ過ぎて余韻が弱まってしまって、けっきょく感想らしい感想も書けないのが残念。時間軸を引き伸ばして、眩暈のするような運命の話になるのがかなか。時間軸を圧縮して、一瞬の中に永遠を垣間見させるのが深…
偽物語(上) (講談社BOX)作者: 西尾維新,VOFAN出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/09/02メディア: 単行本購入: 35人 クリック: 249回この商品を含むブログ (346件) を見る偽物語(下) (講談社BOX)作者: 西尾維新,VOFAN出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/0…
耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 (ファミ通文庫)作者: 石川博品,うき出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/01/30メディア: 文庫購入: 25人 クリック: 293回この商品を含むブログ (82件) を見る耳刈ネルリと奪われた七人の花婿 (ファミ通文庫)作者:…
紫色のクオリア (電撃文庫)作者: うえお久光,綱島志朗出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2009/07/10メディア: 文庫購入: 101人 クリック: 2,229回この商品を含むブログ (306件) を見る 読み終えてから、クーラーが弱く効いた部屋で目を瞑っ…
久々に夢の浮橋を進め、花散里編を終わらせた。これが見事なできだった。原作(の現代語訳)はまだ途中までしか読んでいいないので勘違いかもしれないけど、確か花散里って数ページで終わる地味なキャラだったはず・・・と思って今調べてみたところ、やはり…
三連休全部接待要員に召集されてしまった。グロリアスが濃くなってきて、たまらず『きっと、澄みわたる朝色よりも、』のバナーキャンペーンに参加してしまった。今まで一度もエロゲーで本名を呼んでもらったことがないのでとても楽しみだ。作品中の主人公と…
見るつもりはなかったけどやはり見てきてしまったエヴァ。そして予想通りあまり楽しめなかった。満足したのは12:20くらいに終わっても終電に間に合ったことくらい、というのはさすがに言いすぎだが、この映画を見ても昔のように熱に浮かされることはない。…
結局最終的な感想は特になし。ハーレムルートはやはり苦手だ。美咲はそれでもエロかったけど。 ヒロインたちが主人公を待っている構図というのが今読んでいる源氏物語と重なった。おかしきことである。 今までのプレイ日記: http://d.hatena.ne.jp/daktil/2…
中村真一郎の『王朝文学論』を読んだ勢いで最近は円地文子訳源氏物語を読み始めたり。電車で読んでいるとちょっと恥ずかしくなるような場面があるけど、そもそも仕事の前に読むような本じゃないんだよな…。とりあえず夕顔は健気でよかった。 夢幻廻廊2を買っ…
久々にイカミルクを進め、ちょっと賢者モードになったところで胡散臭い分析を。 調教ゲームはエッチシーンを中心に組み立てられているが、そのシーンは3つの要素から成り立つ。一つ目は調教前のヒロインや主人公の社会的立場とそれにまつわる感情的なニュア…
ユーフォリ・テクニカ―王立技術院物語 (C・NOVELSファンタジア)作者: 定金伸治,椎名優出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/12メディア: 新書購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (58件) を見る 池袋のジュンク堂を何度のぞいてもなかったの…