風のざわめく抜きゲー

 2日連続で秋葉原に行ってしまったが、その甲斐があってしまったようだ。信頼と実績で買わざるをえなかったLove x Evolutionの、エロゲー用PCでの動作があまりに重くてどうにもならなかったので、ついにもう一台(ノート三台目)を買った。CPU2ギガ、メモリ3ギガ、モニタ15インチの軽いノートPCが3万円というのだからいい時代なのかもしれない。残念なのはモニタがワイド画面なので比率を変えずに全画面にすると横長になることで、これは後々致命的になってくるかもしれないが、とりあえずは置いておく。さっそくLxEを始めてみたところ、やはり強力なCPUとメモリとUSB2.0のおかげで、ちゃんと動き、エロゲーの新たな地平が開けてきてしまった。Slaveのゲームを初めてやったときはイーガンの小説に出てくるような快楽の牢獄を見たような気がしたが、今作でもまだ先へ突っ走っているようだ。射精シーンなどはあまりに気合が入りすぎて、ほとんどグロテスクといっていいほどに官能的。肉が呼吸しているように見える。処女のような恥じらいを見せるヒロインの身体はあまりに肉感的で、柔らかすぎる脂肪が弾けてしまいそうで怖い。放っておいたら勝手におしゃべりをはじめて、気がついたらいつのまにか痴女めいたエッチトークになっているのも恐ろしい。この作品では蝉の声と並んでいつも風がざわめいていて、ヒロインのスカートだけではなくおっさんキャラの前髪やじいさんのシャツも揺らめくのはご愛嬌だが、この風がこうしたデカダンチックな肉の官能を吹き散らしてくれるはずなのだが、そこにまた新たな調和みたいなのものあるような気がしてくる。そういえば風のざわめきと性欲を結びつけた小説もあったような。サーニンだったかな?もう少しましなのだった気がするが。LxEでは独特の楽園的な無時間の感覚と一体になっているのがいいところだと思う。そういう意味ではこれはクリアしないほうがいいゲームだ。エンディングはなにやら興醒めなものらしいし。
 あとはインガノックを買い、ヴァルーシアを予約してきた。
 それから、いまさらながら安かったので「あけるり」を買い、調べたらコンシューマ逆移植のエロ無しとファンディスクとのことで、あとから本編を買いなおすというバカらしいことをした。名前が紛らわしくて困る。
 新しいPCで東方星蓮船をやってみたら、処理落ちしないものだから異常にすべてが速くなって、無茶苦茶な難易度で呆気に取られた。音楽を楽しむ余裕なんて全くないし、小傘とかに負ける。この速度についていけるようになる前に気が狂う。やはりずるくても低スペックのPCで楽しむほうがいいようだ。