2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Angel type (50)

語り口がべたで話が短いので入っていけず、重い話のはずなのにちょっとした青春の寄り道程度の手応えになってしまい、なんかちょっと申し訳ない気持ちになる。曲がりなりにも数年前に社会人になってしまった人間なので、主人公の抱える問題が遠すぎるという…

十文字青『萌神』とか…ガス欠

萌神 (一迅社文庫)作者: 十文字青,ま@や出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2010/07/17メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 32回この商品を含むブログ (18件) を見る この人の小説を読むのはぷりるんと絶望同盟に続いて3作目。タイトルがすっきりしているのでな…

書くときの壁

『暗い部屋』の感想を書こうか書くまいか。欲望のフックがないと書く意義も発生しないのだろうか。 プラトーノフの短編集を読んだ。『土台穴』(亀山郁夫訳)で見せた異常な言語・情念空間は弱めに抑えられ、割と普通に前線従軍作家としての平和な国の僕たちに…

クドわふたー (85)

(承前。だらだら続けます。ネタバレ注意) 1週目終わり。 別にシナリオに文句をつけるつもりはないんだけど、どうしたものかと思うところはあった。少なくとも、こんな風にゲームをやって流してしまっていいのだろうかと思った瞬間はあった。小学4年生に突き…