リハビリ

 久々になんか書こうと、最近あった事を思い出しながら。
 海外出張はやっぱ困った。仕事だといろいろ隠さなきゃいけないことがあったり、ままならないことがあったりして、やらなければいけないことの2/3くらいしかできなかった。仕事のやり方もよくわからないダメ社員に何億円もの商談をやらせるなんて、やはりおかしい。うまくいきそうだったりいかなそうだったりで無駄に気をもませられて疲れた。夢と現のバランスを取るかのように、調子がよさそうなときはクールダウンするように空回りしている夢を見て、どうもダメっぽくて憂鬱なときはエンジンがかかって絶好調な夢を見た。時差があったので夢はよく見た。
 転職のことは何かにつけ頭をよぎる。なるべく金儲けや営業とは関係なくて、小さなスケールで自己満足できる仕事に移りたい。肉体労働するには体力がなさ過ぎるけど。休日にも家族サービスだなんだで動き回っている人を見るにつけ、じっと静かに休むことで精一杯の自分には、家庭を持つことなんて到底無理だなと思う。
 JellyfishのLoversとSlaveの東京ラバーを立て続けにやったせいか、エロゲーマーとしてもオタクとしても大切な何かを去勢されてしまったような気がする。何かを読む意欲、書く欲求がかなりなくなってしまった。読んだりしただけで放り出してしまったものが結構ある:西尾維新化物語』、富沢ひとし『ユミハリ』、クラーク『楽園の泉』、最果てのイマ・さやかシナリオ2周目、エロDVD、霜月はるか茶太のCD・・・。もう本当に消費するだけ。のろのろと。このままでは自分が痩せ細っていくだけだなあと思いつつも、時間ができれば眠ってしまう。惰眠はよい。今朝もとてもいい夢を見た。もうよく覚えていないけど、自分やヒロイン(?)が時間の円環の中に閉じ込められ、甘美な入れ替わりのループを繰り返しながら終わりを先へ先へと繰り延べていく夢。腐り姫とか手塚治虫のマンガとかみたいな。エロゲーのマルチシナリオやループ物の一直線シナリオの構造の心地よさは、いくつものシナリオを読み進めることでその世界の中を行ったり来たりして、その小さな世界に埋没できることだろう。直線的な物語を読んでただ単に通過するだけではなく、その世界にとどまり、関与し、過ごしたという実感を得られることだろう。とはいったって、特に今目をつけているゲームがあるでもない。会社辞めてしばらく実家の書庫に引きこもりたいなあ。