- 作者: グレッグ・イーガン,山岸真
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: 文庫
- 購入: 11人 クリック: 360回
- この商品を含むブログ (327件) を見る
視覚と言えば、この小説にとっては末節なのかもしれないけど、視覚の美的センスがいまいちというか。未来人がなんかヒエロニムス・ボスの絵に出てくるクリーチャーみたいなのばっかで、未来の風景もなんかつるっとしていて色気を感じない。主人公のソフトウェア人ヤチマを始め何人かは中性らしいので、もっと口調も変えて、そこはかとなく萌えるイラストとかつけて欲しかった。
ストーリーそのものは確かに壮大で面白かった。無限の長寿を手に入れて、幾千もの文明がある別の宇宙に行くのも、幾百兆もの宇宙を飛び越えて孤独な旅をするのも、なんとも夢のある話で。
全然関係ないけど、「キャラクターなんとか機」で遊ばせていただきました。伺かやりたいけど余力なく、ただこれをいじってみただけ。名前は・・・せっかくだから「ヤチマ」。「わたしは立ち止まる気になれません。いまはまだ。あなたはひとりきりで死ぬのがこわいのですか?」