カチューシャ

 Wikipediaカチューシャの項

 カチューシャと呼ばれる最も有名な女性は、トルストイの長編小説『復活』の主人公であろう。日本では、1914年(大正3年)3月から劇団芸術座が松井須磨子主演で、帝国劇場をはじめ国内各地において公演し、人気を博した。カチューシャ役を演ずる松井が着けていたヘアバンドがたいへん印象的だったため、その後、そのようなC字形をしたプラスチックまたは金属製のヘアバンドは「カチューシャ」と呼ばれるようになった。また、松井須磨子の歌った劇中歌『カチューシャの唄』(作詞: 島村抱月・相馬御風、作曲: 中山晋平)は、日本中で大流行し、これが日本の歌謡曲第1号と言われている。歌詞の「カチューシャ可愛や別れのつらさ」は爆発的な流行語となった。

 やっぱりそうでしたか。トルストイが萌え文化の先人にいるとは。いつか原作にも髪飾りが出てくるか見てみよう。