映画『ピョートルの青春時代』

Юность Петра (1980)

 マスターテ−プっていう会社の品質保証シールが貼ってあったが、見事に不良品。画面が揺れまくって雑音がバチバチ入って、映画に集中できなかった。疲れた。
 内容は、アレクセイ・ニコラエヴィチ・トルストイの小説『ピョートル大帝』が原作の時代劇。ドイツ村での戦争ゲームから即位を経て海洋貿易立国を決意するまで。セリフが時代劇風だったしテープが不良品だったしで(テレビも古いし)、ロシア語はあまり聞き取れなかったが、それほど面白そうな内容でもなかった。衣装とかの色彩が鮮やかなんで時代劇としてはよくできていると思う。ドイツ娘のアンネも含めた登場人物の全員が単なる装飾的な駒として描かれており、あまり面白みはないけど、とりあえず無難にまとまっていた。ピョートルの超人的なはじけっぷりはあんまり見られなかった。