BLたのしい

 「ギャオで見られるすごいアニメ」と評判のプリンセス・プリンセスの1・2話を見てみた。ギャグ自体はそれほどでもないけど、全体の雰囲気が楽しくてけっこう笑わせてもらった。エロゲー萌えアニメ漬けの人間にとっては美意識が新鮮だったし、男性声優中心の声や優しげな音楽が耳に心地よい。よく分からないけど豪華キャストなんだろうか。目つきが真剣になると目が隈取されるのは、やっぱり歌舞伎とかから来てるのかなあ。ハルヒの後だと視覚演出の貧弱さ単調さが目につくけど、まあ、シンプル・イズ・ベストなのかも。あと、女装させるっていうのはやっぱ男性視聴者も考慮しているんだろうか。すんなり入っていけてしまう自分。「女の存在」を意識しなくてもすむ世界で、男キャラが過剰な男らしさを背負わされなくてすむのがよい。大島弓子が好きだったので少女マンガの絵は懐かしいし、水仙花で調教済みなので(そういえばプリンセスの衣装が衛のに似ている)、もっときわどい描写も楽しめそう。BLの豊穣な世界の一端に触れて感服。