果てしなく青い、この空の下で・・・。 (70)

 控えめな余韻がいい。このずるいタイトルもそうだけど、少し悲しげで爽やかなイメージが心地よい。こんな風に素朴で可愛い言葉を話す女の子達が、川辺や山道の風景が良く似合う女の子達がいい。
 いまいちだったのはヤマノカミの儀式とかかなあ。クトゥルフ(?)かなんかみたいなそれっぽ過ぎる名前とか出てきちゃって・・・。後勧善懲悪過ぎたとか。メインキャラがのんびりした性格なのはいいとしても、大人までのんびりなのはどうかと。作家先生にしろ、神主さんにしろ、画家にしろ。担任の先生も一年間ずっとペットなのかと・・・それはそれでエロくといいかもしれないが。というか大人はなるべく目立たなくさせるのが一番いいのかもしれない。エロCGは淡白なのはいいとしても、ちょっと線が硬めで残念なのが多かった。文乃の立ち絵はよかった。音楽はEDのほかにもいくつかいいのがあった。liaみたいな声でエロゲーで歌う人ってほかにもいたんですね。
 彼女達はこの村を出たら普通の女の子になってしまうわけでしょう。Keyのゲームとかと違ってストーリーもきちんと終わっちゃってるし。それは残念だなあ。これからさきも、木々を渡る風の音を聞いたり、山道を散歩したりしていてほしいものです。