女々しいぜファッキン。物語の不条理。

 キラ☆キラの第一印象は下に書いた通りなんだけど、その後もっと意味もなくつらつらと書いておきたかったなあということで。
 案の定、BGMのサントラを延々と聴いています。通勤中とか本がなかなか読めなくなってしまった。ゲーム中での使い方はややべたなのが多かったり、keyみたいに綺麗にフェードアウトしなくてブツッと切れてしまったりすることが多くてもったいなかったけど、BGMだけで聴いていると、聴き飽きないよい曲が多い。ドタバタの曲や軽快な曲はツアーのときのエピソードとかバンドの雰囲気がいろいろと思い出されるし、紗理奈や千絵姉がこういうのを演奏している情景を想像することも意味もなく楽しい。村上や殿谷でもいいが、やはり紗理奈がなんだか一番楽しい。8番と13番がいいと書いたけど、BGMだけで聴くと6、14、16あたりもいい。なんかもう延々と寝ながら聴いてしばらく引きこもりたくなる。8なんかニュアンスは違うけどCARNIVALのあの曲みたいに、ところどころゲームのテキストと相性がばっちりすぎるくらい合っていてよかった。
 きらりがデビューを進められて、d2bの仲間といっしょでないとと躊躇するのが何ともたまらない。やはりあのメンバーでないといろいろと無理だよ、というくらい楽しい思いをした。一人で新しくやったとしても新しい仲間は出来るんだろうけど、でもそれは自分の中の1つの時代に区切りをつけた後でなければならないわけで、そんな風に区切りをつけて前に進んでいかなければならないということが、なんと言うか理不尽なことに思えてしまう。楽しかったことは思い出に変わるけど、でもそれでいいのかよ、というなんともままならない部分が、鹿之助ルートで彼がなかなか音楽を止められない原因みたいなのかなあと。千絵姉や紗理奈は働き始めてしまった。とても強いと思う。だって鬱になるでしょ。楽しかった思い出はこれから先を生きていくための大切な宝物となり力の源となるけど、でも自分の心をえぐってしまった甘美な傷でもあるでしょ。それに負けないために、それぞれのルートで自分が選んだヒロインとの未来があるわけだけど。そして現実生活でそんなヒロインを持たない僕はどうしたらいいのでしょうか、と・・・。
 これ以上ファンディスクとかで何かやっても蛇足になりそうな気がするけど、それでもこの世界からは抜け出したくない。とはいえ、こんなパンク魂に悖る女々しいことを恥知らずに書けるのは、飽きっぽく移ろいやすい自分の気持ちを固定して残しておきたいという不安の表れなんだけど。とにかく今しばらくはこの物語から離れたくないのだけど、なんか書いてもこんな風に愚痴っぽくなってしまうし、再プレイするか音楽を聴くか他のみんなの感想を読むくらいしか出来そうにないかな。なんかおかしいよな。