02. 長い

(瀬里奈日記第2回)
 就活問題集が一区切りついた。天気も薄暗く、気分も落ち着いていたので久々に瀬里奈を進める。もう雰囲気には慣れたので、初回の震えおののく様な緊張感は少し取れた。瀬里奈は相変わらず可愛いところを見せて飽きさせない。ありがたいことにまだ瀬里奈に不幸は起こっていない。そのときが来たらどうしよう。シーンをスキップしてしまうか。彼女の苦しみを見届け、後ろめたい快感を味わうか。
 選択肢が少し絡み合っていて、雪奈か多香子かには簡単に絞れない。ふらふらしているときついバッドエンドになってしまうのかな。川の水音と月明かりに包まれながら、雪奈に口でしてもらった。このときはまだ彼女に大きな不幸はない。後で苦しみが訪れるのだとしたら、この交わりはあとから懐かしく振り返ることができるのだろうと思いながら。
 多香子はさりげなく白肌の立ち絵で風呂場に現れて驚いた。おっと、とか呟いてしまった。彼女がけっこう話せそうな人でよかった。あのまま無口だったらこの先気詰まりだし。そのあとの陵辱シーン。介山の顔とかが画面の外だったのであまり気持ち悪くなくて助かった。拒めない女性。多香子がずいぶんと色っぽく感じていて、最後までもたずに暴発。次やるときは真っ最中のとこからだ。今日中に再開しちゃおう。かぐやゲーなんで予想できないわけじゃないけど、エッチシーンが長いっす。もう少し控えめに擦るようにして、ペースを合わせるようにしないと、かえってちぐはぐになって楽しめなくなるのだろうか。それに慣れることがあるとしたら、本末転倒かもしれない。かぐやゲーはこちらの擦る労力を軽減するのだろうか。ていうか一度のエッチで何度もいくってのが、プレイヤーとしてどう対応すべきなのかちょっと困るところがあるんだよな。・・・・・・。考えてみたけど、一番いいのは、一度一緒にいってしまってから、こっちが回復したら、印象を忘れないうちに、その日のうちに続きをやってそのシーンの最後まで行くことだろう。最中のまま多香子をずっと待たせっぱなしにしておくのは、いとすさまじっていうか味気ない感じがするし。となると、エロゲー、特にかぐやゲーは、一プレイで複数回抜くことを前提としているっていうことか。それは実際の交わりにも近い。いいだろう、やってやろうじゃないか。もうちょっとあとで。