普代が智代に見えたから

 久々に出張先から。宮澤賢治の鹿が出てきそうな山を越え谷を越えしながら偶然通りかかった岩手県のとある村が、かつて中学生のころ修学旅行できたところで、不思議なめぐりあわせに驚いた。特に面白かった修学旅行というわけでもないし、過去と現在に特別なつながりがあるわけでもなく、数年後には今のやくざな仕事はやめているかもしれない。部下に宿題を出して自分はさっさと5時半に帰ってしまうような上司や、説教くさくて暑苦しい精神論大好き・残業大好き・飲み会大好き上司のおかげで、無駄に心を磨り減らしているだけで、世のため人のためになるわけでもなく、人をだましだましお金を稼ぐことを強要されながらマゾヒスティックに続けているだけの仕事のせいで、30歳を前にして白髪までちょっと生えてくるほどなのに、それでも今日、東北弁で熱く語る支社の若い人の熱に当てられ、やっぱもう少しがんばらないと悪いな、などと思ってしまう。憎むべき善悪のバランスの悪さに諦念に近い気持ちを味わう。振り回され流されるがまま。来週の海外出張もどうなることやら、心が重い(→1月に延期に。助かった)。宝くじで1億円当てて仕事をやめることと、大きな失敗をして仕事を首になることが、なんとなく同じことに見えてしまう。どちらも密かに望みながらも遂行はなかなか難しい。眠らなきゃ。連日5時間前後の睡眠時間のせいで、ついに風邪を引いてしまった。眠い。
 エロゲーの話を書かないと締まりが悪いので一つ。キラ☆キラとキリスト教についてコメントさせてもらった:
http://d.hatena.ne.jp/Suppe/20071205