個室病室 (70)

楽園。コンチクショウ
 長かった。欲望に忠実に作られた抜きゲーというか(トートロジーっぽいが)。Hシーンで一番「濃密」な部分、つまり「そろそろダメ!」とラストスパートに入る部分と「ああああ!」と果ててしまう部分の間の部分、これがすげー長い。あと全体に喘ぎがたくさんある。そのため、アトリエかぐやのゲームよりもHシーンのボリューム感がある。そこを計算してセーブできず、何度フライングしてしまったことか・・・。
 声優さんがすばらしい。榎津まおさん。喘ぎ声がとてもエロくて可愛くて気持ちよさそうで、実にけしからん。合ってるのかよく分からないけど、北海道弁もよかった(欲を言えばもっと方言濃くてもよかった)。知り合いのお年寄りの話すの聞き取れない濃いのを除けば、北海道弁の僕のイメージは最終兵器彼女とこの個室病室からなる。とてものんびりした可愛い言語なのだ。
 絵。さっぽろももこさんの絵は抜きゲーになるのか半信半疑だったが、おっぱいが大きいことと彩色がきれいなことでフォローされていたと思う。少しオレンジがかった感じの全体のピンクと赤の色調が、ケバくもなく綺麗に発色されている感じだった。首の角度とかデフォルメ顔とか若干の突込みどころはあるけど。
 音楽、テキストは垢抜けない。でも別に期待していたわけでもないのでかまわない。
 問題は・・・何を書いて締めればよいのか分からないことかも。いちいちまじめに感想を書いてみたけど、なんだかかなり馬鹿らしい・・・。別に何か奇を衒っているわけでも野心があるわけでもなく、普通に、北海道弁をしゃべる可愛いくて胸の大きな看護婦さんと相思相愛で、エッチをたくさんするというゲームだから。それだけをいやというほど堪能させてくれるゲームだから。