紫織さんアフターはどこに(神樹の館)

 紫織さんと暮らせたら……もう、他には何もなくていいかもしれない。紫織さんと一緒にお茶を飲み、本について語り合い、一緒に研究して、Hも忘れずに・・・・・・なんと幸せな人生か。あのエンディングはバッドエンド気味なんだろうか、知識を死蔵する引きこもりの世界なんだろうか。そうなのだろうけど、でも、あのハッピーエンド気味のほうのエンディングとは、それほど大きく違っているだろうか。それにしてはなんだか、ハッピーエンドを書くライターさんの筆に生気がないように感じるのは気のせいか。ちなみにCGはどちらもショボめだ。エピローグ自体がどちらも短いのも残念だ。
 HCG(特に彩色)はハローワールドを思わせる瑞々しさみたいなのがある。ニトロプラスの人も関わっているらしいけど、なんか関係があるんだろうか。まあどうでもいいが。
 それにしても田中ロミオ氏は分かっておられる。本好き、民俗学好きなんて、ニッチなエロゲー界の中でもさらにニッチなような気がするけど、手を抜かず魅力的なキャラを作ってくれた。下でキャラゲー的要素が弱いと書いたけど、紫織さんに関しては撤回。個人的にいろいろとはまりすぎてる。Hのときの柔らかい鳴き声もたまらない。ずっと一緒にいたいと言ったらあんなに喜んでくれた……この幸せがもっと続けば……