Carnivalの後ですみませんが

 ヤミ帽の感想にコメントをいただいていました。どうもありがとうございます。改めて自分のを読んでみると、何かもっと書くことがいろいろあるだろうに細かいことばかりあげつらって、なぜ肝心な作品の魅力については言葉足らずなのかと恥じ入ります。まあそれも疏水さん感想を読むことができたのでよしということで。主人公が元気な少女の物言わぬ衣服となってしまうことについて、そこに隠微さがなくそれが自然な心地よさであるあることについての指摘がなるほどと思います。ラブコメ的なドキドキの距離感の代わりに、気がついたらフッと間合いに入って何食わぬ顔をしているような、東洋的なと言っていいのかどうかよく分からない距離感。エロさは空気みたいに薄まって拡散している。前にている・ているの感想のときにちょっと妄想した(natu3kanさんに拾っていただきました。ありがとうございました。)、なにやら汎神論的な雰囲気。換喩とは自分を他人に隣接する一部にしてしまうような不思議な間合いをとる技なのかもしれない。それはともかく、ヤミ帽の魅力は疎水さんが言い当てていますね。

あと,唯一つの自分,というようなものを持たない奴が多くて,ばらばらな自分がどこかで他人とも縁があって,ようするに自分と自分や自分と他人が姉妹喧嘩している.そういう雰囲気を一言で表せば,楽しげ,である.

 あとイラストGJ!リリスちゃん万歳!