わからない

 先日亡くなったボードリヤールの『象徴交換と死』、何年も前に買って読みさして放っておいたのを、引っ張り出してきて読んでみたけど、何だかよく分からなくなっていて悲しかった。何度も途中で眠ってしまった。フロレアールの主人公も読んでいるらしいけど、本当にわかってるのかよ。始めのほうはまだ集中力も少しはあって、二進法とか二項対立によってコミュニケーションの形態や欲望をデジタル化してコントロールする話って、エロゲーの選択肢システムの持つ、プレイヤーに対するある種の暴力の話と同じだよなあとか、ライプニッツって動物化を理想化する人だったのかとか思っていたけど、すぐに置いてきぼりにされて、内容もあまり面白くない気がしてきた。ストリップじゃなくて、萌え絵のことを語ってくれたらなあ。いつかまた気が向いたら続きを読もう。