やっぱ探偵物は合わないなあ。民俗学系かと思ったけどそういうのは全然なく、平凡以下な探偵物のシナリオ。昼下がりのテレビドラマとかでやってそうな。絵と音楽と声とHのおかげで何とか最後まで進められた。
井村屋ほのかさんがこんなところに出ていて嬉しくなったが、脇役扱いで、演技も普通でもったいなかった。一色ヒカルさんもよかったけど、セリフのテキストが凡庸だったのでもったいなかった。声とキャラのバランスでいけば、吉沢悠亜さんの凛が一番ツボだったが、これもシナリオに恵まれず（あと語尾の口癖も）非常にもったいなかった。秋城柚月さんの和菜は、現実にいたらかなり疲れそうだけど、可愛くてよかった。あの元気な声も、喉をいっぱいに使う劇団女優らしいエネルギーということで気持ちよくてよし、立ち絵がよし、若々しいというか瑞々しい雰囲気がよしということで、濡れ場も綺麗で盛り上がり、彼女のおかげでこの作品も救われていると思った。話はくだらないけど、キャラはいいんだよなあ、ほんと。和菜や凛のような娘と幸せになれるなら、あとはどうでもいい。そこは綺麗な声や絵から想像して浸ってみる他はないわけだけど。
