R.U.R.U.Rはじめた

 チャペックの『R.U.R』と『山椒魚戦争』を読み終え、『R.U.R.U.R』を進めている。チャペックの小説は初めて読んだけど、今読むとまあ風刺が器用だなというくらいで特に新しさとかは感じない。前者(青空文庫にある)は短いし、後者はもともと新聞連載のフェリエトンみたいなものだし。あともうひとつSu-37さんが副読本としてあげている『タウ・ゼロ』はロシア語のネット図書館にしかすぐに読めるものがなく、しかもかなり長そう(350㎅、山椒魚戦争と同じくらいか)なので、とりあえず読まずに。
 あとは英仏文学系では、マザーグースと星の王子様は昔少し読んで雰囲気や間合いについていけなかったやつなんで、今回はこのゲームから少しは入れればいいかも。
 肝心のゲームは、必要スペックが高すぎて動作がかなり重くて困っているが、けっこう雰囲気が変わっていて楽しめている。ヒロイン達の外見と「精神年齢」のギャップの感じが変わっている。設定や背景のせいか、セリフのせいか、音楽のせいか、存在感がある感じ。特にHシーンの雰囲気はいい。主人公声を消して、ウィンドウの消えるオートでやると、不思議なさびしげな感じの宇宙音楽と少し発光するような彩色のせいで、軽く気が遠くなるようなトリップするような不思議な感覚を味わえる。こっちを見ている。表示が遅くてしゃべるのが遅くてテクストがあまりエロくないのが残念だけど。Hシーンはけっこうあるらしいので、気長に楽しめるか。