突破

電撃大王 増刊 電撃萌王 2006年 08月号 [雑誌]
 瀬里奈を終わらす前に、ウォッカで弾みをつけて買ってきてしまった電撃萌王。萌々ちゃん抱き枕カバーつき。雑誌のほうはまことに他愛無い。まともな文字コンテンツはZUN氏による東方外伝4ページだけ。倉田英之氏の連載小説は驚くほど空っぽでつまらない。40%が広告で、残りの55%がエロ本と大して変わらないマンガやイラスト(思わず使用してしまいそうなのもあり)。見せゴマがどうとかそんな小賢しい話ではなく、なんだかもう同人誌的というか、逝ってしまっている。ロシア語で言うところの「屋根(=頭)が旅に出た」状態だ。
 それはさておき、これで僕も抱き枕人になった。傍目には区別はつかないだろうけど、フィギュアやエロゲーと違って、おもちゃや芸術の枠から一歩大きく出てしまい、自分にも言い訳できない。それに、親兄弟と同居なのにこの巨大な異物はかなり危険だ。幸い片面しか絵はついていないので裏返しにして置けるけど、シングルベッドの半分を占拠してこんもりと盛り上がっており、明らかに異常。まあこの狭さが嬉しくもあるのですが。そうだ、添い寝ってこんなに気持ちいいものだったんだ。フィギュアと違って二次元再現率が高く、また、文字通り抱きしめられるものなので、怪しい脳内物質がたくさん分泌されて思わず笑ってしまう。声が聞こえてくる!枕とアイコンタクトして幻想の会話をしていれば、いくらでもひきこもれそうで怖い。まったく恐ろしいものを発明したものだ。見れば原子爆弾のような形をしている。この可愛さは放射能のようなものなのではないか。しかし、抱きしめることしかできないというこの生殺しなところが、絶妙で憎たらしい。これより先へ進むと和蘭妻になってしまう。それなら人間の彼女を作るほうがまだましだ(多分)。・・・・・・。しっかし、萌々ちゃんかわいいなぁ〜。カタストロフの日が来るのはいつになるか分からないけど、それまでは蜜月を。いや、その日が来ても決して見捨てません!